他者や自分との約束を守る最強のノート術【バレットジャーナル】具体的な使い方

タスク管理ができず、大切な人とのイベントを忘れたり、仕事の締め切りを忘れてしまった経験はありませんか?

やることはいっぱいあるのに、ついダラダラしてしまって一日の終わりに絶望したことはありませんか?

そういった日々を過ごしていると、他者から信頼されなくなるだけでなく、自分自身のことも信用できなくなってしまいます

本記事ではそういった悩みが軽減される「バレットジャーナル」の仕組みと使い方を詳しく解説しています。

頭の中が整理され、他者や自分との約束を守ることが出来るノート術

やりたいことがありすぎて頭が散らかっていると感じる方は必見です!


スポンサーリンク

バレットジャーナルの特徴5つ

バレットジャーナルとは

2013年にアメリカ人のデジタル製品デザイナー、ライダー・キャロルさんが考案したノート術の事です。

バレットとは「・」この点のこと。

このような記号(ラピッドロギング)を使い分けて、タスク、イベント、アイデア、メモ、調べたいことなんでも頭に浮かんだことをノートに書いていきます。

記号(ラピッドロギング)を使うことでタスクやイベントをシンプルに書くことができ、振り返る時もとても見やすくなるのです。

バレットジャーナルの特徴

ライダーさんの本を読んで私が感じたバレットジャーナルの主な特徴は以下の5つです。

特徴1:箇条書き

バレットジャーナルでは「Key(キー)」を設定して、タスクもスケジュールも箇条書きで記入します。

Keyを設定することでタスクなのかイベントなのかが一目で分かります。

不必要な言葉を使わず箇条書きをすることで、瞬時に内容が分かるようになります。

特徴2:一元化

バレットジャーナルではタスクもスケジュールもアイデアもなんでも書き込んでいいのです!

一冊のノートに全ての情報が詰め込まれていくので、積み重ねていくだけで自分の記録帳となります。

特徴3:時系列

ノートは時系列に記入していきます。

その日のデイリーログを見るだけで一日の流れが手に取るようにわかります。

特徴4:移動(見直し)

なんでもかんでもデイリーログに書いていきますが、全てが必要なタスクとは限りません。

実行されなかったデイリーログのタスクを、どこに移動するのか考えます。

そのタイミングでそれが本当に必要なタスクかどうか選択するのです。

特徴5:検索

バレットジャーナルでは最初にINDEXページを作ります。

時系列にタスクやイベントを書いていくのですが、途中でひらめきやアイデアが出てきます。

そのアイデアに関わるタスクが多数ある場合、独立したコレクションページを作るのです。

デイリーログの途中でコレクションページを作ったらノートがぐちゃぐちゃになる!と思いますが、最初に作ったINDEXページに『P5-8 コレクション名』と書けばOKです。

バレットジャーナル 準備するもの

準備するもの

・お気に入りのノート

・お気に入りのペン

バレットジャーナルはノート術なので、どのノートを使っても大丈夫!

今使っている手帳をバレットジャーナル風にすることも可能!

バレットジャーナルユーザーが使っているのは「ロイヒトトゥルム」のノートが多いですね。

最初からページ番号が書いてあり、INDEXページも設けられています

しおりもあるし、裏抜けしにくい高品質の紙を使っています。

それになんたってシンプルでカラーバリエーションが多く、自分好みの色を選べるのが魅力です!


しかし今回私が使うノートは「NOLTY ノートブック B6 ログタイプ」です。

【NOLTY ノートブック B6 ログタイプ】にした理由

① コンパクトサイズ(B6)

② 方眼

③ ページ下部に番号が書いてある

④ 軽いが十分なページ数がある

⑤ 表紙が程よい硬さ

しおりがないのが意外と大変です。
無印良品のしおりシールを購入することで落ち着きました。
いきなり最高のノートを買ってしまった感があります。
でも次はMDノート試してみたいです。


バレットジャーナル具体的な始め方

INDEXページを作る

冒頭の1ページか、見開き2ページ使います。

INDEXとは索引、見出しの事です。

まずは「INDEX」とだけ書いておきます。

ページ数を書く時はページ名:ページ数と書きます。

フューチャーログやマンスリーが追加されることはありませんが、コレクションページは思いついたタイミングで書くので1カ所に集約されない場合があるからです。

ページ数を右側に書くことで「富士山旅行 9-10、15-16」とページ数を追加できるのです。

よく使うコレクションはカラーインデックスを使って一目で分かるようにする方が効率的かも。

でもその際も必ずINDEXページには書いたほうが良いです。

1年後見直す時にとてつもなく分かりやすいからです。

フューチャーログ、マンスリーログやコレクションページを作るたびにINDEXページにページ数を記載します。

※INDEXにはその項目のページも記載するので、ノート下部には必ずページ番号を書かなくてはなりません。めんどいな!←本音ダダ洩れ!

最近ではバレットジャーナル用のノートが各社から出ています。

モレスキンからもバレットノートが発売されてるようですね!

要チェックですな!

Key/キー

バレットジャーナルの基本的な使い方は「ラピッド(迅速な)・ロギング(記録)」です。

「・」などの記号「KEY」を用いて箇条書きするのです。

記号を用いることで文字を書くよりはるかに迅速にタスクとその状態(タスクが完了したかどうか)が分かるのです。

ちなみに「・」という記号は英語で「バレット」といいます。

KEYの種類と使い方

バレットジャーナルではKEYといって「・」や「〇」や「□」など、様々な記号を使います。

自分がパッと見て分かればそれでよいので、たくさんのKEYを作ることはお勧めしません(私のように忘れっぽい人はね!)

基本的に使われているKEYは以下の5個です。

  1.  「・」…タスク、TODO
  2.  「〇」…イベント(誕生日等)
  3.  「―」…思いついたこと(すぐにやらなくていい事)
  4.  「*」…重要なイベント
  5.  「!」…アイデア

上記のタスクの進行や完了を記すKEYも必要になります。

  1.  「×」…タスクが完了したとき
  2.  「>」…タスクが次の日に移動したとき
  3.  「<」…未来の予定(フューチャーログ)に入れるとき

フューチャーログ

フューチャーログには、すでに分かっている誕生日などのイベントを1年分書きます。

ノートや文字のサイズにもよりますが、A5ノートで見開き6カ月分でちょうどいいのではないかな。

1年分作るので、計4ページ使います。

作り終えたらINDEXページに「フューチャーログ 1-4(ページ番号)」と記します。

フューチャーログは、カレンダーというより予定を放り込む箱のようなものです。

今じゃなくていいけどいつかやるものをどこかに入れておかなければ忘れてしまうので。

そのタスクを行う月が特に決まっていないというように、判断できない時はフューチャーログが空いてそうな月に書けばいいと思います。

マンスリーログ

1カ月につき見開き2ページ使います。

左ページはカレンダー、右のページはタスクを書きます。

カレンダーページ

ブロック式は見やすいが作るのが大変。

リスト式は見やすくはないけど作るのが楽。

ブロック式を作るのが大変な人は、市販のシールカレンダーを貼っても良いし、マイモレスキンのサイトのダイアリープランナーから「2022年ダイアリー/プランナー用カレンダーテンプレート」をダウンロードして印刷して貼り付けるのも良い。※無料会員になる必要があります。

タスクページ

フューチャーログに書かれたタスクをマンスリーログのタスクページに移動させます。

※この時そのタスクが必要かどうか選択します。

デイリーログ

デイリーログは、その日やることを箇条書きにしていきます。

さらにマンスリーログのタスクページを確認し、今日できそうなタスクがあればデイリーログに転記します。

思いついたら書く。

横ではなく、どんどん下に書いていく。

その途中でタスクが多岐にわたるアイデアや予定があればコレクションページを作る。

※INDEXに記載を忘れずに!

コレクションページ

例えば旅行のプランやPCデスク周りの配線をきれいにする方法を調べたいと思ったらコレクションページを作ります。

ノートの後方にコレクションページを作っても良いですが、デイリーログの途中でコレクションページを作っても良いです。

「旅行に行く」なら場所や日程やメンバー、生きたいお店、観光スポット、旅の目的など書いていきます。

「PCデスク周りの配線をきれいにする」なら、気になる商品や金額を書いていきます。

INDEXページにコレクション名とページ数を書けば一目で分かります。

バレットジャーナル振り返りと移動

バレットジャーナルの重要事項「振り返り」と「移動」。

これを面倒くさがってやらない人はもったいないです。

「振り返り」することで「移動」するタスクの必要性を考えられるからです。

なんでもかんでも書き込んでもいいけれど、そのすべてを行動に移す必要はありません

時間も体力も有限ですから。

一日の始まりに(終わりでもいい)、昨日やり残したタスクはやる価値があるものなのか考えるのです。

必要ならばあるべき場所(翌日のデイリーか来月以降のフューチャーログ)に移動します。

そして新しい月の始まりにも(終わりでもいい)先月やり残したタスクはやる必要があるのか、フューチャーログに移動したタスクは本当にやる価値があるか考えて新しいマンスリーログに移動します。

2回も必要かどうか確認することで自分の人生に必要なことだけにフォーカスできるのです。

振り返りのタイミング①毎朝※毎夜でもいい

朝ノートを開いてデイリーログに今日の日付とタスクを書いていきます。

前日にやり残したタスクがあれば、本当に必要な行動かどうか見極め、不必要ならタスクを消し、必要なら今日のデイリーログが、フューチャーログにタスクを「移動」(マイグレーション)します。

必要ないタスクは取り消し線を引き、翌日行うタスクの横には「>」というKeyを書きます。

来月以降行うタスクには「<」というKeyを。

区別がつきにくければ自分流のKeyを作りましょう。

※ちなみに翌日(今日より先のページ)のデイリーログに書くので先の矢印「>」、フューチャーログは最初のページなので「<」前の矢印という考えです。

振り返りのタイミング②新しい月の始まり

前月のデイリーログを見て、やり残したタスクを確認(日々見直しているのでないと思うけど)

そのタスクが必要かどうか考える。

必要ならフューチャーログに移動。

フューチャーログを見ながら翌月のマンスリーログを作る。

バレットジャーナルまとめ

バレットジャーナルでは日々のこまごまとしたタスクを漏れなく記入し、そのタスクが終わったか、翌日に持ち越すことになったのか、それともやる必要がないものだったのか、きちんと完了するまで追えるのです。

つまり他者や自分との約束を守ることが出来るのです。

実際バレットジャーナルを始めてから私の行動は変わりました。

お風呂に入った後、なんとなく1時間ぐらいだらだらスマホを見ていた時間が目に見えて減ったのです。

寝る前ぎりぎりまでスマホを見ていたことをやめられた上に、こまごましたタスクを終わらせられるというプチ達成感を得ながら眠りにつくことが出来るようになりました

頭の中にいつまでも残っていた心配事はバレットジャーナルに預けて。

ハードルを下げれば習慣化は簡単です。

次回は私の使い方と、バレットジャーナルの疑問を記事にしたいと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました!

    スポンサーリンク

    Twitterでフォローしよう

    おすすめの記事