かつて私は測量野帳を使って自作の手帳を作っていました。
薄くて丈夫な測量野帳はとても頼れる手帳でした。
野帳を愛する人は「ヤチョラー」と呼ばれています。
コクヨにも特設ページがあるほど多くの人に愛されているノートなのです。
私も愛する野帳をみなさんに見てもらいたいと応募し、掲載してもらいました!
この記事では、測量野帳の種類や使い方を紹介したいと思います。
測量野帳(スケッチ)について
外観、サイズ、ページ数
コクヨから発売されている測量野帳。
LEVEL、TRANSIT、SKETCH BOOKの3種類があります。
「LEVEL」「TRANSIT」というのは測量方法の名前です。
その測量法に適した線が入っています。
「SKETCH BOOK」は3mmの方眼用紙を使用しています。
サイズは165×95×6(外寸法)です。
ページ数は全て40ページです。
その名の通り、測量士の為に作られたノートです。
立ちながらでも記入することが出来る固い表紙とコンパクトなサイズが特徴です。
その手軽さと堅牢さ(?)とおじさん風の見た目が、誰にでも愛される手帳と変貌していきました。
そして一度使うと手放せない程使い心地が良いのです。
ヤチョラーという言葉を生み出すほど人気商品ですので限定カラーや限定箔など様々な種類が出ています。
「鬼滅の刃の測量野帳」なるものも販売されていますよ!
無印良品 手のひらサイズポケットノート
私が愛用していたのはコクヨの「測量野帳」ではなく、無印良品の「紙クロス 手のひらサイズポケットノート」です。
コクヨがOEMで手掛けているという話なので、野帳っぽい商品ではなく正真正銘の野帳ということで問題ないでしょう!
かつてはファミリーマートで販売されていたのですが、私の記憶によれば2017年に廃版となりました。
が!!
2019年に無印良品で復活していたそうです。
ファミマでどれだけ探し回っても見つからないはずですな。
それを知った翌日、無印良品の大型店舗に行きましたが見当たりませんでした。
気づくのが遅すぎたのか...。
くっ!諦めきれないっ!!
なので無印良品ネットストアで店舗取り寄せすることにしました。(あるんかい!)
なんて便利な時代になったのでしょう。
何に使うか決めていないのになぜか10冊大人買い。
興奮しすぎて行動力も突き抜けてしまってます。
誰か私を止めてください!
「コクヨから出ている測量野帳と何が違うの?」「コクヨの野帳を買えよ!」
そう思う方もいらっしゃると思いますが、ここは私のこだわりです。
無印野帳の見た目が好きなのです。いや、好きどころではありません。大好きなのです。
コクヨの野帳の緑色も好きなんですけど、仕事感があるというか、ちょっとあれなんですよね。(濁した!)
黒は渋いでしょ?!使って剥げてもなお渋い!
そこが気に入りました。
ロクブンノイチ野帳
無印野帳が廃版になってからは、コクヨのオンラインショップで「ロクブンノイチ野帳」を使っていました。
滋賀の琵琶湖に特化した野帳です。
滋賀と何のゆかりもない私ですが「とてもいいコンセプトだ」と思って即買い。
ちなみに六分の一というのは滋賀県の面積のうちの琵琶湖が占める割合です。
でっかいな、琵琶湖!
色もすごくいいんですよ、やわらかい青って感じで。
それでもやっぱり無印野帳が好きです。
誰にもこびないのにどんな色にも染まることが出来る柔軟性を感じるのです。
BE-PAL 12月号の付録 旅人手帳
アウトドア雑誌「BE-PAL」
月間雑誌で、特典がいつも豪華です。
近年毎年恒例になっているのが12月号(11月発売)の「旅人手帳(Traveler's Diary)」です。
これもKOKUYOが製作しているのだろうか?!
私も一度購入したことがありますが、その時は手作りバーチカル手帳を使っていたので2冊持ちは断念しました。
私は2018年の手帳を書いました。
中身はマンスリーと2週間の見開きウィークリー、メモページでした。
ヤチョラー必読!「測量野帳スタイルブック」
無印野帳がいつ納品するか分からないので、以前買っていた「測量野帳スタイルブック」を読みふけりました。
素晴らしきヤチョラーの方たちが嬉々として自分のこだわりを紹介してくれています。
私もはやくそこにいきたい!そう思わせてくれる必読本です。
手帳術の紹介としても優秀な本なので、他の手帳を使っている人も参考になると思いますよ!
測量野帳でバーチカル
コクヨのホームページ「100人100の野帳」でもたくさんの人がどのように野帳を使っているか知ることが出来ます。
アイデア帳として、トラッキングノートとして使う人もいますが、自分で線を引いて自作手帳を作っている人が多い印象です。
縦に開こうが横に開こうが自由自在ですからね。
マンスリーにだってガントチャートだって自由に作れます。
測量野帳使い方
3mm方眼用紙なので、アイデア帳にちょうどいいと思います。
手帳会議を書いてみたり。
好きな言葉を書いてみたり。
ダイエットに取り組んだり。(GOALにはたどり着けなかった。目標が高すぎたんだと思います)
映画鑑賞記録を書いてみたり。
どうやったら一眼レフを買うことが出来るか考えてみたり。
基本的には1週間のバーチカル、メモページ2ページという感じで使っていました。
バーチカル部分にはわずかなスペースでTODOを書き出し、メモページには思いついたことや日記を書いていました。
なんでもできすぎて何がやりたかったのかわからない時代です。
でもこの時いろんな手帳術を知ったことが後の手帳ライフに大きく影響を与えたんだと実感しています。
野帳のメリットデメリット
野帳のデメリットはメリットでもあるのですよ。
短所が長所みたいなね。
野帳は40ページと薄いので、私のように手帳として使うと年間3~4冊使うことになるのです。
過去に何があったか家に帰らないと分からないということがちょくちょくありました。
1冊で仕上げられたらな。
これが野帳の短所だな。
そう思っていたのですが、野帳を使い始めて気づいたんです。
手帳を使い切った達成感があるということに。
手帳を使い切ることが難しかったかつての私。
野帳を1冊使い切ったことで達成感を感じ、またせっせと手書きで手帳を自作して1年間使い切ることが出来たのです。
この薄さでしか達成感は味わえないでしょう。
でもまぁ最大の長所は価格だと思います。
裏移りしにくい上質紙で、立ちながら書くことが出来るほど固い表紙。
コクヨの野帳は税込232円、無印野帳は税込150円です。
そりゃ大人買いするわな!
この価格が本当に魅力で、失敗してもいいやんけ精神で書き綴ることが出来るんですよ。
お高いノートだと最初の一文字書くのも緊張するけどね。
いや、野帳でも緊張するけど他のノートとは違って「目的なんかいらんいらん。なんでも書いていいで」と言ってくれているような気がするのです。
私が使う「能率手帳ゴールド」は小さいので、映画の半券貼ったら全面埋まってしまうので、映画専用手帳にしてもいいなー。
コロナが収束したらまた旅行に行けるようになるから旅手帳にしてもいい。
想像しただけでワクワクします。
だから手帳はやめられないのです。