劇場でしか味わえない極上のワクワク『ウエストサイド・ストーリー』(2021)
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若者たちの情熱とやり場のない怒りがスクリーンから溢れてくる!!!

『ウエストサイド・ストーリー』(2021)の感想、解説をしていきます!

『ウエストサイド・ストーリー』(2021)の評価

項目 評価
知名度
配役/キャスト
ストーリー
物語の抑揚
ダンスダンスダンス!
おススメ度

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『ウエストサイド・ストーリー』(2021)の作品情報

製作年 2021年
原題

West Side Story

製作国 アメリカ
上映時間 157分
ジャンル ドラマ、ミュージカル
監督 スティーブン・スピルバーグ
脚本 トニ―・クーシュナー
主要キャスト アンセル・エルゴート(トニー)

レイチェル・ゼグラー(マリア)

アリアナ・デボーズ(アニータ)

『ウエストサイド・ストーリー』(2021)の概要

1950年代のニューヨーク・マンハッタンのウエスト・サイド。貧困や差別による社会への不満を抱えた若者たちは同胞の仲間たちとグループを作り、それぞれに敵対し合っていた。ある日、ポーランド系移民の「ジェッツ」の元リーダーであるトニー(アンセル・エルゴート)と、対立するプエルトリコ系移民の「シャークス」のリーダーの妹マリア(レイチェル・ゼグラー)が出会い、一瞬で恋に落ちる。その禁断の恋は、多くの人々の運命を変えていく。

シネマトゥデイより引用

『ウエストサイド・ストーリー』(2021)のキャスト

レイチェル・ゼグラー

マリア役を演じたレイチェル・ゼグラー。

素晴らしく美しい歌声とあどけなさがのこった容姿がマリアにぴったりでした。

『白雪姫』や『シャザム!』の続編にも出演が決まっているレイチェルはまさにシンデレラガールです。

実生活ではチノ役のジョシュ・アンドレス・リベラと付き合っているそうです!!

アリアナ・デボーズ

以前はアリアナと言ったら「アリアナ・グランデ」でしたが、今後は「アリアナ・デボーズ」ということになりますよみなさん!

『ザ・プロム』のアリッサ役でも歌声とパワフルなダンスに魅了されましたが、本作では魅力が溢れて止まらない状態でした。

みんなアニータを好きになり、アニータの悲しみに寄り添うことになったでしょう。

アニータは本作で唯一まともな人だし。

本作でアカデミー助演女優賞にノミネートされたのも納得の演技でした。

カイル・アレン

こんなこと言ったら失礼かもしれませんがジェッツのシーンでは彼しか見てませんでした。

ヒースにすごく似ていてそれだけで泣ける。

ずっとコイントスして、一体何を占ってるのか気になりました。

元々バレエをしていたようで、ダンスもとてもしなやか!

「明日への地図」という作品で一度見ていたのにその時は何も思わなかった(しかも面白くなくて途中で断念した)のですが...。

Apple TV+で配信予定の『ロミオとジュリエット』ではなんとロミオ役だそうですー!!

ケイトリン・デヴァ―も出演するし絶対観ないと!

ビル・マーレイやザック・エフロンと共演する『The Greatest Beer Run Ever』、『Masters of the Universe』で主演を務めるなど、恐ろしいほどの売れっ子です。

『ウエストサイド・ストーリー』(2021)の感想

延期に次ぐ延期で、待ちわびすぎたのでIMAX劇場で鑑賞しました。

いやー、すごいわIMAXの没入感は。

+600円でこのクオリティは本当にうれしいです!

若者たちの不安や怒りや情熱がスクリーンいっぱいに広がり、彼らの思いを乗せたダンスや歌に観客は惹き込まれます。

なんていうか、映像に飲み込まれる感じ。

瞬く時間も惜しいほど鮮やかでパワフルなパフォーマンスに胸が高鳴りました!

本作はシェイクスピアの「ロミオとジュリエット」をベースとした悲恋ものの映画ですが、主人公トニ―の魅力が欠けるからか周りの役者が素晴らしすぎるからか、恋愛ものとしてはイマイチでした。

もちろん恋する気持ちを抑えきれないマリアの「I Feel Pretty」は、ワカルワカルと言いたくなるような微笑ましい歌だし、マリア演じるレイチェル・ゼグラーの美しい歌声に魅了されますが、相手役のトニ―からはあまり情熱が感じられないのです。

トニーに反してプエルトリカンが移民であるがゆえに抱える悩みやアメリカへの希望を歌った「アメリカ」は街中を踊り歩く大迫力なナンバーだし、ジム(体育館)で対立するジェッツとシャークスの「マンボ」なんて観てるだけで若者たちの情熱が伝わり涙があふれて仕方なかったです!

細かいこだわりが見えるカメラワークにもワクワクしましたね!

トニーとマリアが出会ったシーンなんて、もう二人はお互い以外見えていない!!状態だったし、階段の下で求愛する鳥のように踊るシーンはすごくキュート。

「アメリカ」で女性たちが洗濯物のすき間から歌うシーンも楽しかったです。

「死」が若者(人)と隣りあわせな存在であることが分かるからこそ前半のエネルギッシュな歌や踊りがいつまでも観客の胸に残るのだと思いました。

『ウエストサイド・ストーリー』(2021)で感じた違和感

オリジナル版を見ていないので何とも言えませんが、人種差別だけではなくLGBTQ+へのメッセージも感じられる作品でした。

マイク・ファイスト演じるリフが抱く、トニーへの恋心はとても繊細に扱っていますが、トランスジェンダーでノンバイナリーの俳優が演じたエニボディズの扱いはイマイチに感じました。

認められるために頑張らなくてはいけないというのがね。

そしてもう1点、オリジナル版にもあったらしいんですが、ジェッツのメンバーがアニータを襲うするシーン。

あれはえげつないやろ。

ジェッツのメンバーさっきまでただのあほな子どもだったのに!!

あんなに可愛かったのに...。

リーダーがいなくなったらあんなふうになるのか。

ちょっと信じられない気持ちになって気持ちがサーっと醒めてしまいました。

あのシーンがあるからこそアニータの「嘘」が出てくるんだけど、突然のキャラ変に違和感を覚えました。

『ウエストサイド・ストーリー』(2021)まとめ

オリジナル版を観ていないので比較することはできませんが、歌や踊りが洪水のように押し寄せてくる作品にただただ圧倒されて、飲み込まれていきました。

これは劇場でしか味わえない体験です。

正しい見方ではないのかもしれません。

彼らの抱える不安や怒りを、その問題が今もなお続いていることを考えなければならないとも思います。

でも鑑賞後の私は、素晴らしい音楽に身をゆだねることができる幸せでいっぱいになりました。

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