映画愛と英国愛たっぷり!『ジェントルメン』(2020)ネタバレ感想
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おかえりなさい、ガイ・リッチー!

『ジェントルメン』(2020)の感想、解説をしていきます!

『ジェントルメン』(2020)の評価

項目 評価
知名度
配役/キャスト
ストーリー
物語の抑揚
英国堪能度
おススメ度
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『ジェントルメン』(2020)の作品情報

製作年 2020年
原題

The Gentlemen

製作国 イギリス、アメリカ
上映時間 113分
ジャンル 犯罪、サスペンス
監督 ガイ・リッチー
脚本 ガイ・リッチー
主要キャスト マシュー・マコノヒー(ミッキー)

チャーリー・ハナム(レイ)

ミシェル・ドッカリー(ロザリンド)

コリン・ファレル(コーチ)

ヒュー・グラント(フレッチャー)

ヘンリー・ゴールディング(ドライ・アイ)

『ジェントルメン』(2020)の概要

「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」「スナッチ」のガイ・リッチー監督によるクライムサスペンス。イギリス・ロンドンの暗黒街に、一代で大麻王国を築き上げたマリファナ・キングのミッキーが、総額500億円にも相当するといわれる大麻ビジネスのすべてを売却して引退するという噂が駆け巡った。その噂を耳にした強欲なユダヤ人大富豪、ゴシップ紙の編集長、ゲスな私立探偵、チャイニーズ・マフィア、ロシアン・マフィア、下町のチーマーといったワルたちが一気に動き出す。莫大な利権をめぐり、紳士の顔をした彼らによる、裏の裏をかくスリリングな駆け引きが展開する。ミッキー役を「インターステラー」のマシュー・マコノヒーが演じるほか、チャーリー・ハナム、ヘンリー・ゴールディング、ミシェル・ドッカリー、コリン・ファレル、ヒュー・グラントら豪華なキャストが顔をそろえる。

映画.comより引用


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『ジェントルメン』(2020)考察

ミラマックスという配給会社について

かつて映画界を牽引していたハーヴェイ・ワインスタイン(#MeTooで糾弾されている人)が設立した配給会社です。

一時は多くのアカデミー賞作品を配給した超有名な配給会社ですが、ディズニーに買収され、その後はその名前を聞かなくなりました。

なのでオープニングで「ミラマックス」という文字が出てきたときは「おおっ!」と思わず声が漏れました。

ガイ・リッチーとともにミラマックスもおかえりなさい!

ラストで脚本の権利を売りにヒュー・グラントが訪れたのもミラマックス。

そしてそのオフィスに飾られているのは『コードネーム U.N.C.L.E.』のポスターです。

ガイ・リッチー監督作品で、ヒュー・グラントが出演していました。


コードネームU.N.C.L.E.(字幕版)

こういった小ネタがにくい!

にやにやしちゃう!

トドラーズ(よちよち仲間)って?

伝説のコーチからボクシングを習っているグループです。

ボクシングと犯罪集団の2つの顔を持つ彼ら。

大胆にもミッキーの極秘の大麻栽培農園を襲撃した映像をYoutubeで流します。

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ボクシングで鍛え抜かれた体と抜群の身体能力で、続々と出てくるミッキーの手下を叩きのめします

犯罪集団と言うよりチンピラですけど、なんか憎めないし可愛いんですよ。

彼らの存在はこの映画のいいスパイスになっています。

エンドロールではロングバージョンが流れますのでお見逃しなく!

 

ファッションについて

ファッションを見るだけでも幸せになれる映画でした。

衣装デザインを担当したマイケル・ウィルキンソンのセンスが爆発しています!

もちろん主役のミッキーの衣装や、彼の右腕のレイの服装は痺れるほどかっこいい!

見るからに上質で、遊び心もあり、ただものじゃない感がでています。

でも私が大好きだったのは、コリン・ファレル演じるコーチと、彼がボクシングを教えるグループ「トドラーズ」のファッションです。

古いやり方に反抗し、全員がトラックスーツを身にまとっています。

以下マイケル・ウィルキンソンの解説です。

「コリン・ファレルと彼の率いる集団のために、一からトラックスーツを作成した」

「典型的な英国風のスーツ用生地を、モダンなキルト地にし、更にプリントを施して鮮烈な印象に仕立てた。属す階級によって、『英国風』の解釈が異なることを見せたかったんだ。この集団の衣装に関しては、ストリートウェアやカジュアルなスポーツウェアのテイストを加えた」

 

 

Courtesy of Michael Wilkinson

 

コーチに関しては鼻血が出そうなほどかっこよかったです。

好きすぎるのでもう一回観ようと思います。

『ジェントルメン』(2020)の感想

悪党たちの駆け引きがたまらなく面白い『ジェントルメン』は、登場人物が多いから、最初からしっかり名前と顔を頭に入れていないと途中で「誰?」となります

ミッキーとマイケルは同一人物です。

日本人にはそういった愛称に馴染みがないから「マイケルだって?突然誰だ!」と混乱してしまうかもしれません。

私は混乱しましたよ!

スクリーンに近づいても理解できないのになぜか前のめりになって言葉を拾いこぼさないように観てました。

そういう意味ですごい疲れた...。

でも楽しくて楽しくてワクワクさせられた映画は久しぶりです。

こういうの観たかった...。ありがとう本当に。

何といっても男たちがかっこよすぎる!

主にミッキーとレイとコーチですけどね!

憎めない悪党のうちの一人、ゲスの私立探偵フレッチャーはかなりいい味出してましたねー。

彼が掴んだ特ダネを脚本にして、ミッキーをゆするという構成が面白い。

まさに映画を観ている観客に映画を見せるという、からかっているような作りですね!

いつもは紳士的なヒュー・グラントは本作ではいやらしい目つきと、ちょっと品のない話し方で大悪党をゆすります。

もはや主役はフレッチャーだろ!

いい具合に脂の乗ったマシュー・マコノヒーは最高にかっこよかったですが、フレッチャーが面白すぎました。

衣装も音楽も素晴らしく、とにかく英国に酔いしれた2時間でした。

幸福の極み。

※凄まじい嘔吐シーンがあるのでご注意ください

『ジェントルメン』(2020)まとめ

劇中で流れるセリフがこの映画を物語っています。

子供は刺し、女は撃ち、若造は殴る。だが、大人は頭で戦う」⇐コレ。

これが『ジェントルメン』なんですよー。

妻を愛し、義理人情に厚い人物であるミッキーは本物のジェントルマンです!

ガイ・リッチー作品らしく、テンポは速いし時系列が行ったり来たりするし登場人物がまぁまぁ多いのでついていくのが大変な映画です。

でもゆすりのネタを映画の脚本として作るという構成のおかげで物語に置いていかれずに済みました。

どこまでが本当なのか、フレッチャーの脚色なのかわからないところも良い!

是非劇場で楽しんでください!

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