【観客は照らせなかった?!】『エジソンズ・ゲーム』(2019)ネタバレ花子の感想
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文系の観客も照らしておくれ!

オススメ度 ★★☆☆☆

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『エジソンズ・ゲーム』(2019)の作品情報

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製作年 2019年
原題 The Current War: Director’s Cut
製作国 アメリカ
上映時間 108分
ジャンル ドラマ、伝記
監督 アルフォンソ・ゴメス=レホン
脚本 マイケル・ミトニック
主要キャスト ベネディクト・カンバーバッチ(トーマス・エジソン)

マイケル・シャノン(ジョージ・ウェスティングハウス)

トム・ホランド(サミュエル・インセム)

ニコラス・ホルト(ニコラ・テスラ)

『エジソンズ・ゲーム』(2019)の概要

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世紀の発明王トーマス・エジソンと、カリスマ実業家ウェスティングハウスが繰り広げる歴史的ビジネスバトルを映画化した作品。

1880年、世界は電気の誕生によって新時代を迎えていた。

エジソンは白熱電球の事業化を成功させ、電球を電気によって光らせることにも成功する。

エジソンは発電機が大量に必要になるが安全な「直流」送電方式を使うことにしたが、裕福な発明家ウェスティングハウスは発電機の数が少なくて安価な「交流」送電方式が優れていると考えていた。

ウェスティングハウスによる「交流」式の実演会に、エジソンの電球が使われたと知ったエジソンは激怒し、「交流」式は危険で死を招くと攻撃を開始。

これによって世紀の電流戦争(カレント・ウォー)の幕が開けた!

エジソンの「直流」か、ウェスティングハウの「交流」か。

どちらがこのビジネスバトルを制するのか?!

『エジソンズ・ゲーム』(2019)のキャスト

ベネディクト・カンバーバッチ/トーマス・エジソン

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ドラマシリーズの「SHERLOCK/シャーロック」でシャーロックホームズ役を演じて一躍ブレイクしたイギリス人俳優。

アベンジャーズシリーズでは「ドクター・ストレンジ」として活躍。

『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』(2014)ではアカデミー賞主演男優賞にノミネートされた演技派でもあるで!

本作では世間一般に知られる"エジソン"を覆すような演技を披露してはります。

泥試合になったのはエジソンのせいだと思う人!

でも、あんなにウェスティングハウスを気にして汚い手を使ってまで「直流」にこだわったのはなぜなんだろう。

「交流」の良さを知っていたはずなのに。

電流戦争のときのエジソンは何を一番大事だと考えていたんでしょうね。

発明家としてのプライドかもしれませんね。

マイケル・シャノン/ジョージ・ウェスティングハウス

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悪役顔のマイケル・シャノン!

絶対悪いことするで!と、期待を込めて観ていましたが、ウェスティングハウスは善良な人間でした。

そのためエジソンの悪さが際立ちまくりました。

シャノンのアカデミー賞助演男優賞ノミネート作『ノクターナル・アニマルズ』

そうです、シャノン氏は『ノクターナル・アニマルズ』(2016)でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされてましたよね!

あの作品はじわじわと暴力がまとわりつくような作品で、その中でもマイケル・シャノンの演技は良かったです。

ジェイク・ギレンホールの演技も、粘着質で復讐心がすさまじくて観ていてしんどくて良かったですけどね。

なんにも分かってないエイミー・アダムスもいいんですよー。

最後までなーんにも分からないんですよね。

意地悪な監督なのかなと感じました。

『ノクターナル・アニマルズ』についてはまた後日感想記事を書きたいと思います。

トム・ホランド/サミュエル・インサル

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エジソンの秘書のサミュエル。

彼の口から「P.T.バーナム」(日本語訳では「見世物」となっていました)というセリフを聞くと、スパイダーマンで共演しているゼンデイヤが出演した『グレイテスト・ショーマン』を思い出さずにいられませんでした!

電流戦争にも絡んでたんですね、バーナム。

トムホはあまりの幼さに「12歳ね」なんて言われてしまってましたよ!

めっちゃかわいかったけど、何かありそうで何もない役でした。

こんな売れっ子がやる役ではないね、まじで。

ニコラス・ホルト/ニコラ・テスラ

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エジソンを負かす天才発明家のテスラ。

おしゃれイケメン。

エジソンが10年先を見ているなら、テスラは100年先を見ていたと言われる天才の中の天才。

エジソンの会社で雑に扱われ退社し、ウェスティングハウスと組むことになる。

ニコラス・ホルトは神経過敏な天才役をきちんと演じてたけど、とにかく流れの悪い演出のせいなのか、エジソンのキャラがきつすぎるのか、全然目立ちませんでした…

『エジソンズ・ゲーム』(2019)の結末!ネタバレあり

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いやー、天才が集まった物語なのに全く照らされませんでしたねー。

テンポが悪くて素晴らしい俳優の迫力も気迫も消す。

あれかな、エジソンの妻のメアリーが亡くなるところに時間を割きすぎてるのかな。

メアリーがいることでエジソンの破天荒が緩和されていて、観客にも二人はとてもいい夫婦だということは伝わりました。

お金に困ったエジソンがフォノグラフ(蓄音機)を販売する展開も繋がるし、必要なんやろうけどね。

メリハリって大事よね。

花子的にはウェスティングハウスの妻マーガリートに重点を置いたほうがおもしろくなったかもって思います。

あとね「人を傷つける発明はしない」と頑なに言っていたエジソンが、自らの策にハマって死刑囚に使う電気椅子の開発に関わることになる展開はね、つらかったね。

なにしとんねん!」と、言うべきです、トムホ秘書が。

本作でエジソンが自分の力を過信していてうぬぼれている姿を見て、今まで抱いていた印象が遠くへ飛んで行ってしまいました。もう戻ってくることはないでしょう。

パンフレットには「エジソン」と「テスラ」の功績やトリビア、語録が載っていてものすごく楽しかったです!

語録抜粋

エジソン語録(『エジソンズ・ゲーム』パンフレットから引用)

失敗したことがない。

たんに、うまくいかないだろう1万の方法をみつけただけだ

テスラ語録(『エジソンズ・ゲーム』パンフレットから引用)

多くの人が、外の世界の期待につかり、自分の中で起こっていることを完全に忘れている

 

エジソンのプライドの高さが伝わりますね!

でも彼の信念の強さと、次々とあふれ出るアイデア、実行する力を心から尊敬します。

エジソンと切磋琢磨して自らの発明に力を注ぎ続けたテスラやウェスティングハウスのような発明家たちを心から尊敬します。

今こうしてあほみたいな顔しながら、パソコンからブログを入力してますが、それを当たり前と思うな!と自分を戒めまくりたいと思います。

とても中途半端な映画でしたが、エジソンやテスラ、ウェスティングハウスの功績を知ることができたのは大きな収穫です。

物語で電流戦争を制したのはウェスティングハウスとテスラになっていますが、私たちの暮らしには「直流」も「交流」もどちらも存在します。

スマートフォンを動かすのは「直流」で、「交流」を「直流」に変えるコンバータや、「直流」から「交流」に変えるインバータもあります。

すなわち勝者も敗者もなく、現代の私たちの暮らしを豊かにしてくれているのは、彼ら発明家たちなのです。

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