【神を信じる力が増すほど悪に近づく】Netflix作品『悪魔はいつもそこに』(2020)ネタバレ花子

人間にとって神の存在とは?を問う作品

 

オススメ度 ★★★☆☆

スポンサーリンク

『悪魔はいつもそこに』(2020)の作品情報

製作年 2020年
原題 The Devil All the Time
製作国 アメリカ
上映時間 138分
ジャンル ホラー、スリラー
監督 アントニオ・カンポス
脚本 アントニオ・カンポス
主要キャスト トム・ホランド(アーヴィン・ラッセル)

ビル・スカルスガルド(ウィラード・ラッセル)

ライリー・キーオ(サンディ・ヘンダーソン)

ロバート・パティンソン(プレストン・ティーガーディン牧師)

ミア・ワシコウスカ(ヘレン・ハットン)

エリザ・スカンレン(レノラ・ラファーティ)

ヘイリー・ベネット(シャーロット・ラッセル)

『悪魔はいつもそこに』(2020)のネタバレ感想

先日鑑賞したNetflix作品『もう終わりにしよう。』と比べて登場人物が多い本作は、多くの人の過ちとその終わりを見届けることになってめちゃくちゃ疲れました。

一人の人生を掘り下げまくっている『もう終わりにしよう。』の方がじっくり辛くて、本作は終わらない悪の連鎖に疲れ果てるというしんどさという違いです。

本作は宗教色が濃いので、製作者が意図したメッセージを受け取ることができたかはわかりません。

無神論者の私が語ってよいのか分かりませんが、無神論者視点での感想を述べていきたいと思います。

『悪魔はいつもそこに』(2020)ネタバレ感想

「悪魔はいつもそこに=神はいない」

という風に受け止めました、私は。

乱暴だし、そんなこと言ってしまうと元も子もないけど。

でも神を信じすぎて頼りすぎた結果、無意味な死が続々と起きるんだもの。

神に頼ることで自身の弱さを隠しているように見える。

神の超越した存在を感じることが出来ると過信する人間の愚かさがつらかった。

アーヴィンの父親のウィラードは神を信じて信じて信じぬく。

その強さが増すほど悪へ近づく。

信仰とは別に「やられたらやり返す」という暴力的な信念を持っていて、その考えを息子にも教え込む。

奇跡が起きなければ「俺の祈りが足りないからだ!」と祈りをエスカレート。

あほか!!

あかんで!人に(神に)頼ったら!残された時間を大切にして!祈りの時間を妻との時間に使って!

しかも妻が死んだら自殺って。キリスト教の教えの倫理観に反しているけどこれは信じる事をやめたってことね?ファイナルアンサー?

私には、とても都合よく神や悪魔の存在について語る彼らは現実逃避しているようにしか見えなかった。

疑問に思ったのは、幼い頃のトラウマから神を信じないアーヴィンの存在。

一体何を表しているんだろう。

家族を大切にする優しい青年は、結果として父からの形見の銃で4人もの人を殺してしまいます。

殺された人は悪魔としか言いようがない人物ばかりですが、この行動が神の裁きだとは到底思えません。

神を信じようと信じまいと、親から受け継いだ血は濃く、その運命から逃れられないということなんでしょうか。

ひとりきりになってしまったアーヴィンのこれからを思うと胸が痛みます。

ラスト、ラジオから「ベトナム戦争」のニュースが流れたことから、きっと彼は父と同じ兵士となるのでしょう。

群像劇なので、この人はここで出会っていた!とかいうシーンがあるけれど「だからどうした」と言いたくなる程度のものでした。

『悪魔はいつもそこに』(2020)気になる人

アーヴィンの母親役を演じたヘイリー・ベネット。

ジェニファー・ローレンスやミシェル・ウィリアムズのような、ケイト・ウィンスレットのような目をしていますね。

本作では愛情深く優しい母親を、本作で唯一の光となるような存在を演じました。

『ガール・オン・ザ・トレイン』(2016)にも出てましたね。

デビュー作はドリュー・バリモアとヒュー・グラント主演の『ラブソングができるまで』

歌手としてレーベルと契約も結び、コンサートも開催したそうです(2008年)。

『悪魔はいつもそこに』(2020)のキャストと役柄【もちろんネタバレ】

トム・ホランド(アーヴィン・ラッセル)

主演は『スパイダーマン』シリーズのトム・ホランド。

最近では『ドクター・ドリトル』やディズニー映画『2分の1の魔法』(むせび泣いた)で声優としても活躍しています。

とてつもなくかわいくて、永遠の弟のような存在ですが、実生活では4人兄弟の長男!!

本作ではかわいい声を隠すかのような、渋声にもチャレンジし、役者としての新境地を開いた。

 

アーヴィンは、父がどんどん信仰にのめり込む姿を目の当たりにし、家族同然の犬を生贄にされたことから、神を信じなくなる。

母を病気で亡くした日、父は自殺したため、父の実家に引き取られて祖母と叔父と妹(血縁関係はない)レノラと暮らす。

家族を大切に思っている。

レノラを妊娠させた上過ちを認めないどころか「レノラに非がある」と言い放った牧師を父の形見の銃を使って殺す。

ビル・スカルスガルド(ウィラード・ラッセル)

アーヴィンの父親。

太平洋戦争の帰還兵で、戦争中に仲間が敵国(日本兵)に生きたまま磔にされている姿を見て神を信じるようになる。

「やられたらやり返す」という信念を持っており、息子のアーヴィンにもその考えを教え込んでいる。

妻がガンになり、ますます信仰にのめり込むが、一向に症状はよくならないことから飼っていた犬を生贄として差し出した。

妻がこの世を去ると、自身も後を追うように自殺。

ヘイリー・ベネット(シャーロット・ラッセル)

カフェの店員だったが、ウィラードと出会い結婚し、アーヴィンを授かる。

若くしてガンで亡くなる。

ジェイソン・クラーク(カール・ヘンダーソン)

ウィラードとシャーロットが出会ったカフェでサンディと出会う。

サンディと組んで若い男を殺すシリアルキラー。

記録として死体の写真を撮る。

「人が死ぬときに神を感じる」と平然と言ってのけるヤバイやつ。

ライリー・キーオ(サンディ・ヘンダーソン)

カールと出会った事で連続殺人の手伝いをすることになった女性。

何年もその生活をしていく中で、次第に逃げ出そうと考えるようになる。

保安官の妹。

ロバート・パティンソン(プレストン・ティーガーディン牧師)

変態牧師。

正真正銘のクズ。

牧師という立場を利用して少女と関係を持ち、妊娠させても「妄想はやめろ!」と言ってのける。

この作品でロバート・パティンソンが嫌いになりそうだった。

でも『テネット』でめちゃくちゃ盛り返した!!

今まで気にかけてなかったけど演技力が凄いんですね。

ミア・ワシコウスカ(ヘレン・ハットン)

ウィラードの母が、息子と結婚して欲しいと思っていた近所の娘。

敬虔なクリスチャン。

牧師のロイと出会って結婚し、女の子を出産。

神の啓示を受けたロイに「復活の儀」の名のもとに殺されてしまう。

エリザ・スカンレン(レノラ・ラファーティ)

ヘレンの娘。

母は殺され、父も行方不明。

ヘレンが生前出かける際、アーヴィンの祖母に預けた為、そのまま娘のように育てられる。

アーヴィンとは血のつながらない兄弟。

レノラも敬虔なクリスチャンで、新しく町にきたプレストン牧師に夢中になる。

妊娠したことを牧師に告げるが認めてもらえず自殺。(思いとどまったが事故で亡くなる)

セバスチャン・スタン(リー・ボーデッカー保安官)

汚職警官。

市長になろうと目論んでいる。

サンディの兄で、妹のことを気にかけている。

アーヴィンに妹を殺され、復讐に向かうが逆に殺されてしまう。

ウィラードが自殺した際、アーヴィンを保護したのはセバスチャンだった。

『悪魔はいつもそこに』(2020)製作にはジェイク・ギレンホールも参加!

トムホ×ジェイクのファンの皆様、本作でも二人の絆を感じることが出来ますよ!

『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』で共演して以来、彼らの友情を追いかけているファンは多いはず!

2020年4月、突如トム・ホランドがインスタグラムでジェイクの画像と共に"Missing my husband(夫が恋しい)"とつぶやいたことで更にファンは増えたでしょう。(確信)

本作ではジェイク・ギレンホールが製作として名を連ねています。

しかしお互いそのことは知らなかったそうです。

ジェイクがトムホに「次の作品は何?」と確認したところ本作の話題になり「俺その映画プロデュースしてるんだけど!」と盛り上がったとか盛り上がらなかったとか!

スポンサーリンク
おすすめの記事